テンバガーとは
株式投資をしている人なら、一度は聞いたことがある「テンバガー」と言う言葉
テンバガーとは、株価が10倍になった銘柄、もしくは、株価が10倍になりそうな銘柄のことを言います。
その魅力は、なんと言っても投じた資金を一気に急拡大させられる点にあります。
ちなみに、2000年から2015年までの間に、なんと「300社」近い企業がテンバガーを達成しています。
これは、一年間で「約20銘柄」のテンバガーがある計算になります。
そして、仮に1銘柄に「100万円」を投じた場合、その1銘柄だけで「1000万円」まで資産が拡大することになります。
コスモス薬品について
例えば「コスモス薬品」は、10年間(2017年)で株価が「約30倍」にもなっています。
コスモス薬品は、九州を地盤とするドラッグストアで、自社店舗との競合もいとわない積極的な出店戦略で成長を続けています。
売上高は、この10年間で約3.4倍、純利益は6.7倍に拡大、株価も08年から17年の10年間で、約30倍に大化けしました。
また、通年で見ると株価が下がったこともありますが、08年から考えると株価は大きく上昇しています。
他には同業だと「クスリのアオキ」、同業以外では「ディップ」などが有名だと思います。
テンバガーはリスクを伴う
そこで、株式投資をしている人ならテンバガーに、一度はあやかりたいと思います。
しかし、テンバガーにあやかるには、それなりにリスクを伴います。
例えば、08年から13年にかけて、株価が「150倍以上」に暴騰した「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」ですが…
現在の株価は、ピーク時の「7分の1」近くで推移しています。
そこで、テンバガーを狙うには、それなりのリスクを伴い、むしろリスクの方が高いと言う人もいます。
とは言え、株価が10倍になるのなら狙う価値があり、夢があると思います。
テンバガーを狙う方法
そして、四季報から見えた「テンバガーの条件」があるとのことで、下記にその条件を紹介したいと思います。
・約8割がオーナー系・同族経営の企業
・上場経過年数が3年未満の企業が約4割、10年未満なら8割
・営業利益は20億円未満の企業が約7割
・データで銘柄を絞り込み、残った中からピンときた株を選ぶ
最後に
上記のテンバガーの条件を見ると、確かにテンバガーになりそうな気もしますが、それ以上に安定感に欠けると思います。
例えば、創業が新しい企業は、それだけ倒産するリスクが高いと思います。
というのも、創業から10年以上続く企業は、全体の「1割未満」と言われているからです。
また、オーナーや同族企業は「ワンマン経営」になりやすく、メリットもあればデメリットもあると思います。
そこで繰り返しですが、テンバガーを狙うのは、それだけリスクも高いと言うことです。
とは言え、株式投資をしている人なら、機会があれば一度は狙いたいと思うのが、テンバガーになると思います。
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