仮条件を大幅に上げたストライク
想定価格(2940円)から500円程度、仮条件(3440円)を上げて来たストライク
なぜ、これほど大きく仮条件を上げて来たのか?
その仮条件を大幅に上げた私の勝手な見解を少し書きたいと思います。
AWSホールディンスとの比較
ストライクは、上場日が同じ「AWSホールディングス」と比べると見劣りすると思います。
それは、AWSホールディングスは、IPOでは人気のIT系、さらに人気の医療系のシステム開発などを行っています。一方、ストライクは、M&A及びそれに付随する事業で、IPOとしては未知数です。
また、公募株数を見ても、AWSホールディンスは「126,500」、一方、ストライクの公募株数は「261,600」で、AWSホールディンスと比べると約2倍程度の差があります。
上記を踏まえて、人気となるのは、ほぼほぼAWSホールディンスになると思います。
そこで、上場日が同じということになると、資金が分散されます。その分散された資金の多くは、AWSホールディンスに流れると予想します。
IPOと企業運営
IPOをするには、前提として10億とか100億とか吸収できる金額を想定して、今後の資金計画を立てると思います。
その想定している金額を吸収できなければ、今後の企業運営に影響が出ると思います。
となると、いまさらAWSホールディンスに比べ見劣りするからといって上場日を変えることはできない。そこで、想定価格を上げて希望の吸収金額を得ようとするのは、IPOでは普通にあること。
ストライクが、大幅に仮条件を上げたのは、そういうことだと思っています。
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