IPO新規承認「ステムセル研究所」
このほど「ステムセル研究所」が、IPOで新規承認されました。
事業内容は「再生医療を目的に、臍(さい)帯血の分離・保管を行う「細胞バンク事業」」になります。
ステムセル研究所は、臍帯血幹細胞の保管及び再生医療関連の研究開発を行う企業です。
ちなみに「臍帯血」とは、胎児と母体を繋ぐ胎児側の組織である、へその緒の中に含まれる胎児血になります。
また、ステムセル研究所は、民間臍帯血バンクのシェアが「約95%」になります。
将来期待される再生医療・細胞治療が受けられるように、臍帯血の分離・保管ならびに、幹細胞関連の研究開発に取り組んでいます。
ステムセル研究所の上場スケジュールなど
主幹事 野村証券
上場予定 東証マザーズ
業 種 サービス業
想定価格 2,020円
当選枚数 9,536枚
仮条件日 3/19
BB期間 3/24~3/30
公開価格 3/31
申込期間 4/1~4/6
上場日 4/9
※ 記載ミス、スケジュール変更などで、上記と異なる場合があります。
ステムセル研究所の総評①
業種は「サービス業」(細胞バンク事業など)ですので、業種の人気は「高い」と思います。
当選枚数は「9,536枚」と普通程度ですので、その点での需要も普通かと思います。
また、主要株主には「90日」のロックアップ、VCありSOなしになります。
そして、上場直後に行使できるVCはないので、その点での需要は良いと思います。
会社の業績は、売上は年々延びていますが、利益は上げ下げしていますので、業績に不安があると思います。
ステムセル研究所の総評②
業態は、細胞バンク事業などですので、業態の人気は「高い」と思います。
また、医療系のIPOで人気が高い「再生医療」や「臍帯血」などのキーワードを含んでいますので、人気は一段高くなると思います。
それ以外では、吸収金額などを見ると需要は普通程度で、直近の業績を見ると良いとはいえないと思います。
総評としては、業態を見るとIPOらしい業態で、再生医療など人気が高いキーワードを含んでいますので…
それだけを見ても、高い初値が期待できると思います。
また、医療系のIPOにしては珍しく「黒字経営」なのも良いと思いますが、全体的な業績を見ると、良いとはいえないと思います。
さらに、主幹事が「野村証券」というのも、プラス材料になると思います。
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