アンビシャスについて
フュージョンが上場する「アンビシャス」(札幌証券取引所)ですが、私も含め多くの人は、あまり知らないと思い、どのような感じなのかと少しだけ調べてみました。
まず「アンビシャス」の名前の由来ですが、クラーク博士の有名な言葉の「ボーイズビーアンビシャス」から頂いたようです。
設立は「2000年4月7日」で、マザーズやジャスダックと比べ、上場基準は緩いそうです。それは、上場する規模小さいですので、緩いのは当然のことだと思います。
むしろ、マザーズやジャスダックなどと比べ、上場基準が厳しいのなら、わざわざ規模の小さなアンビシャスに上場はしないと思います。
北海道に関りがないとアンビシャスには上場できない?
アンビシャスは「近い将来における本則市場へのステップアップを視野に入れた中小・中堅企業向けの育成市場」であり、次のような特徴があるそうです。
・成長が見込まれる中小企業
・安定的な成長を続けている中小・中堅企業
・北海道と何らかのつながりを有している企業
上記から、北海道とつながりのない企業については、アンビシャスへの上場はできません。
ゆえに、フュージョンの会社概要を見ると、本社は「札幌」となっていますので、アンビシャスから上場することになったのだと思います。
残念なお知らせ?
そして、アンビシャスからは、過去にIPOが「16社」上場していて、残念なことに、その半数近い「7社」が上場後に廃止になっています。
また、その16社の主幹事を見ると、大手と言われる証券会社は、ほぼ手を出していません。
それは、上場規模が小さいのと、上記に書いたように廃止になる企業も多いというとで、信用問題などもあり手を出し難いのだと思います。
岡三はアンビシャスに強い!?
前回、アンビシャスから上場した「エコノス」も、フュージョンと同じく岡三が主幹事でしたので、もしかしたら岡三は、北海道方面(アンビジャス)に強いのかもしれません。
そして、またアンビシャスから上場する企業があれば、同じように岡三が主幹事を取るのかもしれないですね。
とにかく、上場する規模も小さければ、上場する企業も少ないアンビシャスですので、IPOとしてのうま味は、少ないのかもしれません。
そして、フュージョンの初値としては、IPOでは人気のIT系、さらに当選枚数が少ないので、初値爆上げになる可能性もあると思いますが、アンビシャスからの上場を考えると、それほど上がらないのかもしれません。
IPO・新規公開株ランキング ⇦ クリックして頂けると更新の励みになります!