Repertoire Genesisが上場中止
募集株式発行並びに株式売出しの中止に関する取締役会決議のお知らせ
2022年2月10日開催の当社取締役会において、当社普通株式の東京証券取引所マザーズ市場への上場に伴う募集株式発行並びに株式売出しについて決議いたしましたが、昨今の地政学的リスクの高まりと金利上昇懸念、及び新興株式市場全般の動向などを含めた諸般の事情を総合的に勘案し、当社として慎重な検討を重ねた結果、2022年3月9日開催の当社取締役会において、当該募集株式発行並びに株式売出しの中止と、それに伴い当社普通株式の東京証券取引所マザーズ市場への上場申請を取り下げることを決議いたしましたので、お知らせいたします。
参考記事:Repertoire Genesis
上場中止の理由を考えてみた
想定価格「1640円」に対して、仮条件は「750~1050円」と「超超弱気」でした。
それを見て、みずほにありがちな戦略だと思いましたし、仮条件の大幅な値下げは、みずほでは良くある手法です。
そんなことは置いといて、目論見書を見ると、主要大株主の1位と2位はVCでした。
VCにはロックアップが、90日掛かっているものの、売る気満々の状態で…
さらに、利益が黒字化していると言っても、前々年までは赤字垂れ流し状態でした。
こうして見ると、IPOによくある「赤字バイオ」の典型と言った感じで、最終的に買い手が付かなかったのだと思います。
そもそも、公開株数も減らして公募していますので、これ以上は妥協できないと。
そして、仮条件を大幅に下げたにも関わらず、買い手が付かないとなれば、上場を中止するほかなかったと思います。
最後に
上記のことは、あくまでも私の勝手な予想になりますが…
とは言え、余程お金(資金)に困っているなら別ですが、今の状況で無理に上場することはないと思います。
それにしても、今のこの悪い状況にも関わらず、新規承認されるIPOが後を絶たないですね。
それで、上場しても見合わないと思えば、最終的に適当な理由(コロナとか地政学リスクとか)を付けて、上場を延期したり中止したりで…
IPOの新規承認って、そんな適当な感じで軽く与えてしまって、本当に良いんですかね?
こう言ったのも、IPO離れが進んでいる一つの原因だと思いますが。
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