日本調理機について
本日上場した「日本調理機」について
公開価格「2,710円」に対して、初値は「2,750円」でした。
ギリギリで公募割れしませんでした。
仮に初値売りして手数料を引いても、一応はプラスになったと思います。
ただしプラスと言っても少ないですが。
さらに、本日の終値は「2,688円」でしたので、仮に初値で売らず持っていたら、現時点ではマイナスになっています。
プラチナチケットなのに…
日本調理機の業態については「調理場機器の開発・製造・販売など」と言うことで…
IPOで考えると、業態的に「弱含み」だと思います。
さらに「東証二部上場」と言うのも、追い打ちをかけて「弱含み」になると思います。
しかし、公開株数が少ない「プラチナチケット」でしたので…
それだけを見ても通常のIPOなら、公募割れしない公算が大きかったと思います。
そして、確かに公募割れしませんでしたが、初値は公開価格とほぼ同値ということで…
現状のIPOは、相当良くないと言うか、かなり悪い状況だと思います。
悪くても大きくは割れない
2010年とか2009年は、IPOの調子が悪かった年で、公募割れが多い年でした。
そこから考えると、今はそれほど悪くないって感じかな。
(10年以上前のIPOと比較しても、今とは状況が違っていますので、何とも言えないところですが。)
今のIPOは、公募割れすることもありますが、大きく割れることはない。
主幹事の誠意買いなどがありますので、大きく割れることはないって感じだと思います。
ただし、大きく崩れることがない代わりに、上値も重い状況だと思います。
日本調理機で言えば「プラチナチケット」と言うことで、それだけでも数万円の利益は取れると思っていました。
しかし、フタを開けてみると足ったの「+40円」と言うことで、当選した方はガッカリしたと思います。
暗黒期のIPO
さらに、今回はSBIが主幹事でしたので、ポイントで当選された方もいたと思います。
ちなみに、今回のポイント当選のボーダーラインは、300ポイント以上(詳細は不明)だったようで…
ポイント当選した方は、一般(資金)で当選したより、ガッカリ感が大きかったと思います。
これが数年前なら最低でも、初値は1.5倍以上にはなってたんじゃないかな。
それぐらい今のIPOは暗黒期に入っていると思います。
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