直近1年の東証一部上場のデータ
ネットプロ(ネットプロテクションズホールディングス)について。
東証一部上場なら、公募割れしないのかと思い、直近1年のデータを調べてみました。
・2021/10/14 PHC 3,250円 3,120円(割れ)
・2021/09/22 シンプレクス 1,620円 1,660円
・2021/04/27 テス 1,700円 2,010円
・2021/04/13 紀文食品 1,160円 1,271円
・2021/03/16 ウイングアーク 1,590円 2,000円
・2020/12/21 ポピンズ 2,850円 2,679円(割れ)
・2020/12/16 ローランド 3,100円 2,954円(割れ)
上記を見ると、7社中3社が公募割れしています。
公募割れはないと思っていた。
上記は直近1年だけですので、データとしては不足かもしれませんが、安定感がある東証一部上場の割には、公募割れが多いと感じました。
さらに、シンプレクスは公募割れしていませんが、売買手数料を引くとトントンと言った感じになると思います。
また、最大利益はウイングアークの「+4.1万円」と少なく、東証一部上場だと上値が重いとも感じました。(吸収金額が大きいので当たり前ですが)
とは言え、注目したいのは「IT系」の場合は、公募割れしてないと言うことです。
そして、ネットプロと言えば言わずと知れたIT系になり、しかも業界最大手で、将来性が高い人気のIT系です。
そこで、直近1年の東証一部上場のデータだけで判断するなら、ネットプロが公募割れする可能性は、かなり低いと思っていました。
ただし上記にも書いたように、上値は相応に重いのかなとも思っていました。
BB不参加で失敗と思っていた。
そこで思ったのは、ネットプロのBBに参加しないで失敗した!と思いました。(私はBB不参加でした。)
BB開始当時は、上記のようなデータをわざわざ取らなくても、公募割れの可能性があると考えていました。
理由は、IPOの地合いの悪化、それに加えて、吸収金額が大きい出口案件で…
オマケに、オミクロン、恒大危機、ダウ&ナスダックの停滞(下落)など、いろいろな不安材料があったからです。
それがあってのBB不参加でしたので、こればかりは仕方ないと思っていました。
そう考えるとIPO(BB参加不参加)って、判断が難しいと思います。
IPOは、いろいろな要件が重なるので、それを考慮して銘柄選定する必要があります。
例えば、吸収金額が大きい小さい、業態の人気があるない、そのときの地合いを考慮したり、考えることはたくさんあります。
今のIPOは効率が悪い。
それでもIPOが好調なときならば、何も考えずにBBに参加すれば良かったと思います。
しかし、今みたいに地合いが悪いとなると、そう簡単に事は運びません。
こう言っては何ですが、コロナが発生したころから地合いの浮き沈みが激しく、BBに参加する手間だけでなく…
いろいろなこと考えて、BBに参加しなければならくなったので、手間が掛かるばかりで、効率が悪くなったと思います。
それでも相応に利益が取れるのなら、その苦労も報われると思いますが、今はそうではないですからね。
それに輪を掛けてIPO人口が増えたことで、当選しにくくなったのも痛いと思います。
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