守谷輸送機工業について
昨日上場した「守谷輸送機工業」について。
上場初日(昨日)に初値が付いて、公開価格「810円」に対して、初値は「820円」(+10円)でした。
ギリギリ公募割れを免れましたが、売買手数料を引くとマイナスと言った感じでした。
いわゆる「手数料負け」となりました。
その初値を見て思ったのは、最近のIPOからすると、吸収金額がそこそこ大きかった割には、健闘した初値だと思いました。
何より、IPOでは人気薄の「東証二部上場」で、業態も不人気でしたので、そう言ったのを加味すると、健闘した初値だったと思います。
上記のことは、あくまでも私の勝手な見立てと言うか感想です。
考察など
なぜ守谷輸送機工業は、公募割れしなかったのか?
その一番の理由は「公開価格」にあると思います。
公開価格が「810円」と言う手頃感から、公募割れを免れたのだと思います。
もちろん、上場日当日の地合いだったり、主幹事やVCなどの意向などが、絡んだことだと思いますが…
それでも公開価格が比較的安かったことで、公募割れを防いだ感が大きかったと思います。
そこでこれからのIPOは、今後の地合いにもよりますが、今の地合いが続くようなら、この手の上場が増えると思います。
ようは、公開価格を下げて、買いやすい価格設定にするみたいな。
最後に
例えば、公開価格が3000円のIPOなら場合によっては、初値売りで500円のマイナスになることもあると思います。
しかし、公開価格が750円のIPOなら、どんなに下がったとしても…
初値売りで500円のマイナスになることは、絶対にないとは言えませんが、ほぼないことだと思います。
ようは、公開価格を低く設定すれば、それだけリスクも低くなると言うことです。
そのことでセカンダリーに人を呼び込み、公募割れの可能性が低くなると言うことです。
ただし、公開価格を低くすれば、それだけ利益も低く(薄く)なりますので、メリットばかりではないと思います。
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