マーキュリーについて
本日上場した「マーキュリー」(マーキュリーリアルテックイノベーター)について。
本日初値が付いて、公開価格「1270円」に対して、初値は「1355円」(+85円)でした。
その結果を見て思ったのは、最低限の「公募割れ」は回避しましたが、残念な初値だったと思いました。
と言うのも、ロシアのウクライナへの侵攻があったにも関わらず、前日のダウやナスダックは、プラス引けで終了しましたので…
マーキュリーの初値は「それほど悪くはならないのでは?」と思っていました。
さらに、大手予想が「1800円」でしたので、それより少し下かその近辺、そんな感じの初値になると思っていました。
しかしフタを開けてみると、公開価格より少し上と言った感じで、繰り返しになりますが、残念な初値だったと思います。
公募割れ回避はラッキー!?
とは言え、公募割れしなかったのは、何よりの救いだったのかなと思います。
これで、もし今以上にウクライナの件が揉めていたら、公募割れもあったと思います。
そのぐらい、今はウクライナの件にしろ実際の相場にしろ、どうなるかわからない状況だと思います。
そんな中で、マーキュリーが公募割れしなかったのは、逆の意味というか逆に考えると、ラッキーだったのかもしれません。
その一方で、昨日上場した「BeeX」は、前場で早くも「ストップ高」になり、そのまま本日は終了しました。
こう言ったのを見ると「IPOもまだまだ捨てたもんじゃないな!」と思いますが…
しかし、マーキュリーの初値を見てしまうと「IPOはまだまだ厳しい状況だな。」とも思いました。
IPOの二極化
マーキュリーの業態は「不動産情報プラットフォーム事業」となっています。
それを良く言えば、IPOでは人気が高い「IT系」、悪く言えば人気薄の「不動産系」と言うことになると思います。
一方、BeeXは純粋な「IT系」になり、吸収金額が小さいなどのメリットがあります。
そこで両者を比較すると、誰がどう見てもBeeXの方に、分(ぶ)があると思います。
結果、マーキュリーは初値を付けた後は、だだ下がりで終了して、一方のBeeXは、ストップ高で終了と、二極化したのだと思います。
そこで、今後のIPOは、内容的に良ければ相応に上がるし、悪ければ初値は跳ねないし、すぐに飽きられる。
そんな二極化が進むのかなと思っています。
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