金融映画「マージン・コール」
映画「マージン・コール」は、2011年にケヴィン・スペイシー主演で製作された、米国で公開された作品になります。
映画マネー・ショートが、空売りを仕掛けるトレーダーに焦点を当てたのに対し、マージン・コールは、空売りを仕掛けられた銀行側をフォーカスした作品になります。
参考URL:株や投資をする人に必見の金融映画「マネー・ショート」
作品の内容を軽く説明すると、リーマンショックを題材にした、大手投資銀行の24時間をスリリングに描いた作品になります。
マージン・コールとは
マージン・コールとは…
投資家が保有するポジションに対し、預託している保証金以上の評価損が生じた場合、追加の保証金を払い込むか、決済するかの意思決定を促すシステムのことです。
例えば信用取引の場合、委託証拠金から保有する銘柄の評価損を差し引いた額が、売買代金の一定比率を維持しなければならない決まりになっています。
そして、保有するポジションが大きく含み損を抱えた場合、ポジションを維持するために、証拠金の追加預け入れを求める警告のことをマージン・コールといいます。
難しく書きましたが、日本でいうところの「マージンコール=追証(おいしょう)」ということになります。
ちなみに、マージンコールの逆の意味で使われる言葉を「ロスカット」などといいます。
ストーリー
2008年、ニューヨークのウォール街のとある投資銀行で、非公表の大量解雇が断行された。
退去を言い渡された、リスク管理部門の責任者エリックは「Be careful(用心しろ)」という意味深な言葉を残し、USBメモリーを部下のピーターに手渡した。
その晩、USBのデータを分析したピーターは、会社は総資産を超える損害リスクがある、大量のサブプライム商品を保有しているという結論に達する。
彼らは、経済的にも徳的にも崖っぷちに立たされることになっていく。
その後、緊急役員会の招集され、会社の存亡の瀬戸際で役員達が導き出した結論は、市場が気付く前に全ての不良資産を早急に売りさばくことだった。
ピーターの上司であるサムは、取締役会の決定として出された指示を部下に伝え実行する。
映画を見た感想
大手銀行の緊迫した24時間が、リアルに映し出されスリリングに伝わってきます。
この作品は、フィクションになりますので、実際のリーマンショックとは違った結論になっていますが、金融映画としておもしろい作品だと思います。
そして、いざというときの人間の行動が、リアルタイムで垣間見える作品だもと思います。
作品を見るには、DVDを購入するか、アマゾンなどの配信サイトで見れますので、有料になりますが視聴可能です。
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