ランサーズの仮条件について
本日発表された「ランサーズ」の仮条件について
その内容は、想定価格「900円」に対して、仮条件は「660円~730円」でした。
その仮条件を見て私が思ったのは、少々強気な仮条件だと感じました。
その理由は、大型IPOで需要的に弱く、赤字経営でさらに輪をかけて、需要が弱くなると思うからです。
また、ロックアップが掛かっていないVCなどが多く、上場直後の売りが多くなる場合もあると思います。
ランサーズについて
ランサーズの業態は「フリーランスと企業をマッチさせるプラットフォーム事業の運営」ですので、業態の人気は「高い」と思います。
ただし、吸収金額が多いので、需要的に「弱い」と思います。
さらに、ロックアップが掛かっていないVCなどは多く、それも需要が弱くなる原因になると思います。
また「売出株」が多いのも気になるところで、上場日は「三社同時上場」ですので、その点でも不利になると思います。
会社の業績は「赤字経営」になりますので、業績に不安があると思います。
BBで気になること
BBで気になることは、業態的にIPOらしい業態で、業態の人気は「高い」と思います。
また、知名度も「高い」と思いますので、注目度も多少高くなると思います。
ただし、それ以外のメリットはなく、総じてデメリットの方が多いと思います。
そして、需要、業績、上場スケジュール、これだけのデメリットがそろってしまうと、状況は厳しいと思います。
さらに、仮条件を大きく下げましたので、状況的に厳しいとしかいえないと思います。
最後に
今回のBBスタンスは「不参加」にしたいと思います。
理由は、上記に書いたように需要や業績などで、デメリットが多いからです。
これで、仮に仮条件を500円前後にしていたなら、BBに参加したいと思いますが…
730円という中途半端な公開価格では、仮条件を下げたメリットは薄いと思います。
また、現時点での初値予想は「公開価格前後」で、公募割れを視野に入れる必要があると思います。
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