IPO新規承認「国際紙パルプ商事」
このほど「国際紙パルプ商事」が、IPOで新規承認されました。
事業内容は「国内外における紙パルプ卸売業」となっています。
国際紙パルプ商事は、大正13年(1924年)の創業された、紙とその周辺素材に携わる老舗商社になり、業界での売上はトップクラスを誇ります。
国際紙パルプ商事の上場スケジュールなど
主幹事 みずほ証券
上場予定 東証一部か二部
想定価格 344円
当選枚数 80,500枚
BB期間 6/7~6/13
当選発表 6/14
申込期間 6/18~6/21
上場日 6/26
※ 記載ミス、スケジュール変更など、上記と異なる場合があります。
国際紙パルプ商事の総評①
国際紙パルプ商事の業種については「卸売業」(紙関連)になりますので、業種の人気としては「低い」と思います。
当選枚数(吸収金額)は「80,500枚」と多いですが、想定価格が安い「低位株」になりますので、その点での需要面は普通かと思います。
また、主要大株主には掛かりが甘い「90日or1.5倍」のロックアップ、VCなしSOありになります。
そして、上場直後に行使できるSOは少ないですが、ロックアップが掛からない主要大株主が多くいますので、その点での需要面は良いとは言えないと思います。
会社の売上や利益については、売上は上げ下げしていて、利益は下降していますので、業績に不安があると思います。
国際紙パルプ商事の総評②
国際紙パルプ商事については、紙を扱う業態ということで、人気としては低いと思います。
紙関連は、業態的に成熟していますので伸びしろは薄く、業態としての魅力は、現状でほぼないと思います。
また、価格が安い低位株、業績に不安ありで、全体的に魅力に欠けるIPOだと思います。また、東証二部上場となれば、さらに魅力は落ちると思います。
総評としては、低位株で買いがいが集まりやすいと思いますが、大幅に上がることはなく初値が上げても下げても、小幅な推移に留まると予想しています。
また、複数枚当選して初めて、うま味が出る可能性があるIPOになると思います。
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