フリー(freee)の仮条件について
今日発表された「フリー」(freee)の仮条件について
その内容は、想定価格「1,800円」に対して、仮条件は「1,800円~2,000円」でした。
その仮条件を見て私が思ったのは、強気な仮条件だと感じました。
その理由は、吸収金額が大きい「大型IPO」ですので、需要的に「弱い」と思うからです。
また、クラウド会計のシェアを考えると「二番手」といった感じで、その点も不利になると思います。
ちなみに一番手は「弥生会計」になると思います。
フリーについて
フリーの業態は「クラウド会計サービスの提供など」ですので、業態の人気は「高い」と思います。
ただし、上記にも書いたように、クラウド会計としては、現状で二番手になりますので、業態の人気は一段落ちると思います。
また、吸収金額から考えると、需要は「弱い」と思います。
主要株主には「180日or360日」のロックアップ、VCありSOありになります。
そして、上場後に行使できるVC及びSOは多いので、その点での需要も良いとはいえないと思います。
会社の業績は、売上を見ると通年で「赤字」ですので、業績に不安があると思います。
BBで気になること
BBで気になることは「大型IPO」になりますので、需要的に「弱い」ことです。
また、VC及びSOも多いので、需要はさらに弱くなると思います。
さらに、12月中旬はIPOが詰まっていますので、資金の分散も気になります。
それ以外にも、業績は「赤字経営」ですので、その点もデメリットになると思います。
ただし、仮条件を見ると「強気」な設定ですので、一定の人気はあると思いますので、それは大きなメリットだと思います。
最後に
今回のBBスタンスは「不参加」にしたいと思います。
今回の仮条件を見て、強気な設定をしていますので、BBに参加しても良いかなと、一瞬思ったのですが…
需要的なことなどを考えると、BBに参加する勇気がありません。
また、これが12月のラッシュ時でなければ、BBに参加していたかもしれません。
そして、現時点での初値予想は「公開価格前後」になると予想しています。
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