エフビー介護サービスの初値について
本日上場した「エフビー介護サービス」の初値について。
本日初値が付いて、公開価格「1400円」に対して、初値は「1561円」(+161円)でした。
その初値を見て思ったのは、相変わらずIPOの初値は弱いなと思いました。
正直なところ、もう少し高い初値を予想していたのですが。
ちなみに、エフビー介護サービスの本日の終値は「1734円」となり、初値よりも上げて終了しています。
プラス引けでしたので、明日に期待できるかもですね。
相変わらずIPOは弱い
今のIPOの地合いを考えると、エフビー介護サービスの初値は、まあ妥当と言えば妥当なのかもしれない。
良くも悪くも「公募割れしなかっただけマシ」ってことになると思います。
そして、先に上場した「セカンドサイトアナリティカ」が、高値を付けていたので…
エフビー介護サービスもそれに乗っかって、もう少し高い初値かと思いきや「然(そ)うは問屋が卸さず」という感じに。
そこで、エフビー介護サービスのレベルでこの程度の初値だと、状況が変わらない限り後に続くIPOは厳しいのかなと。
業態は悪くない人気の介護、野村主幹事、ロックアップ90日&ストックオプションなし、吸収金額は多くないなど…
これだけ良い条件がそろっていながら、初値売りの利益が「161円」とは、IPOは相当ヤバイ状態だと思います。
最後に
そう言えば、上場予定だった「インフォメティス」が上場中止しましたね。
現状のIPOは、状況が悪いと事前にわかっていながら、それを承知で承認を得て…
状況が変わらないからと簡単に引っ込めるとか、IPOってそんな簡単でいいんですかね?
こう言ったことを平気でやる(やらせる)から、IPOが低迷しているってのも、原因の一つにあると思うのですが。
要は、こういうことを連発すると、IPOの信頼性が徐々に薄くなるみたいな。
日証協は、公開価格の設定を変えるとか言う前に、こういったのを先に改善(見直し)しなさいよ。
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