優待のデジタル化が進んでいる
近年デジタル化が進んでいて、大抵の場合は現金を持たずして、買い物などができます。
その流れが優待にも及んでいて「デジタル優待」になるところが増えています。今後この流れは続くと思います。
デジタル優待とは、QRコードなどを読み取って登録することで、使う優待になります。
そこで注意したいのが、売買目的でクロスしたけどデジタル優待になってしまい、売るに売れないと言うことです。
優待については、ほとんどが自分で使うため(自己使用)だと思いますが…
例えば外食系の優待だと、自宅の近くに店がなく遠くて行けないとか、使い切れずに余ってしまった。などがあると思います。
そう言った場合、紙ベースなら売ることができると思いますが、デジタルベースだと売れない場合があると思います。
サムティの例
サムティ(11月末)については、今回配布される優待から「電子化」されるとのことです。
以前は紙ベースでしたが、今後はQRコードによる電子チケットをフロントに提示して、宿泊するようになるそうです。
サムティについては、ヤフオクなどで見かけることがありますが…
サイトには「株主様やそのご家族様になりすまして使用されたことなどが判明した場合は、ご利用者様に正規料金を請求させていただきます。」となっています。
そのことからヤフオクなどで見かけても、安易に買わない方が良いと思います。(売るのも止めた方が良いと思います。)
それでも詐称すれば使えないことはないと思いますが、無理にそんなリスクを背負う必要はないと思います。
幸楽苑の例
幸楽苑(3月末)の優待についても、今後はデジタル優待になるそうです。
こちらも上記のサムティと同様に、QRコードを読取って使用するとのことです。
そこで、まだ詳細がわからないので、何とも言えませんが…
売買目的て優待を取ったとしても、売れない可能性があると思います。(株主と利用者が一致しないと使えないなど)
となると、自己使用するしかなくなりますが、近くに店がなければ、使いたくても使うことができません。
(自社製品などに変えることができますが、普通に店で使った方がお得です。)
そうなると優待クロスの費用などが、全てではありませんが無駄になってしまいます。
最後に
と言うことで、デジタルベースの優待を売買目的でクロスする場合は、注意した方が良いと思います。
もちろん、自分で使う目的でクロスするなら、何ら問題ないと思います。
しかし、優待クロスを多くする人は、特に外食系の優待は使い切れないなどで、余ってしまうと思います。
資金が少ない私でさえ、使い切れずに余りますので、私より多くクロスする人は、かなり余るのではないでしょうか。
そこで上記の繰り返しになりますが、デジタル優待はメリットもありデメリットもあり…
売買目的でクロスする場合は、注意が必要になると思います。
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