ディフェンシブ株とは?
波乱の相場のときには「ディフェンシブ株」に注目が集まると言われています。
ディフェンシブとは、英語で「守り」や「防御」と言う意味です。
そのディフェンシブ株とは「景気動向に左右されにくい安定的な業種」そのような企業の株のことをディフェンシブ株と言います。
ディフェンシブ株の具体的な業種
具体的なディフェンシブ株の業種としては
・電気
・ガス
・食料
・医薬
・交通など
上記のような景気に左右されない定期的な安定収入を見込める業種のことを言います。
企業の具体例
電気・・・東電、中電、関電、中電、東電、九電など
ガス・・・東京ガス、大阪ガスなど
食料・・・味の素、日清、アサヒ、キリンなど
医薬・・・武薬、中外、エーザイ、大正など
交通・・・東日本旅客鉄道、西日本旅客鉄道など
他にも「JT」(日本たばこ)などもディフェンシブ株と言われています。
そのディフェンシブ株の配当は?
電気については「東北大震災」の影響で、現在の配当はストップしていような状況ですが、経営的に安定してくれば、株価も上がり配当も出るような形になると思われます。
また、医薬業界で知名度の高い「武田薬品工業」の現在の配当利回りは「3.39%」と高い配当利回りが予想されています。
また、東日本旅客鉄道については「1.39%」と武田薬品工業ほど高い配当利回りではないにしろ、そこそこ高い配当利回りとなっています。さらにその東日本旅客鉄道については「株主優待」もあり、鉄道を安く乗れる割引券などが貰えます。
最後に
「ディフェンシブ株=安定株」と言うことになると思いますので、株価が下がったときなどは、結局「安定志向」に人気が収束して行くのだと思います。
ただし、株はその逆もありきで、株価が上がっているときなどは、そのディフェンシブ株から離れ、ITやベンチャーなどの新興市場などに人気が集まることになります。
株はその時々の市場の状況で、人気・不人気が変わってくるものだと思いますので、その人気・不人気を踏まえて売買するのも株売買の1つのテクニックだと思います。