楽天証券が手数料無料の流れ
米国では、株の手数料は「無料」になってしまった。
この大きな流れは止められない。我々(楽天証券)も準備をしている。
しかし、売上全体の「4分の1」が手数料になり、これをいきなり無料にすると「赤字」になってしまう。
そこで、代替策を考えながら、準備していくとのことです。
また、SBI証券についても、傘下の証券会社の取引手数料を、今後3年で無料にする構想を打ち出しています。
楽天証券の戦略
SBI証券や楽天証券は、手数料収入に依存する割合が、他の競合証券会社に比べて低い。
また、手数料を無料にしても、他の方法でカバーする方策がある。
例えば、楽天証券には「楽天グループ」というエコシステムがあります。
そこで、ポイントなどさまざまな付加サービスを付け加えることで、手数料の無料化を目指すといいます。
そして、こういった手数料無料の流れは、基本的に良いことだと思います。
IPOで考えると…
しかし、IPOで考えると手数料の無料化は、それほど大きなメリットではないと思います。
その理由は、IPOでは当選した場合の購入手数料が、そもそも無料だからです。
そこで、仮に手数料が無料になったとしても、売るときの手数料だけが、無料ということになります。
そこで、IPOでは手数料が無料になっても、そのメリットは少ないと思います。
とはいえ、それだけでも無料になるのは、ありがたいことだと思います。
そして、現在のこの流れは「ネット証券のみ」となっています。
大手も見習って欲しい
そこで、大手といわれる証券会社では、まだまだ高い手数料が取られると思います。
そして、IPOの主幹事の多くは、その大手証券会社になりますので…
そういったことを考えても、IPOでは手数料無料による恩恵は、少ないのかなと思います。
ということで、大手証券会社も手数料無料の流れに、乗って欲しいと思いますが…
人件費などが高い大手証券会社では、手数料無料は難しいのかなと思います。
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