キャピタリズム マネーは踊る
また、リーマンショックに迫った、2009年に作られたドキュメンタリー映画になります。
その内容は、2008年のリーマン・ショック以降のアメリカ経済の現実を描いています。
ストーリー
2008年、リーマン・ブラザーズの経営破綻が金融危機の引き金となり、世界経済は「100年に一度」と呼ばれる同時不況に陥った。
アメリカでは、住宅市場の大暴落と企業の倒産などにより、自宅や職を失う人々が大量に発生しました。
一方で、金融危機の原因を作った投資銀行や保険会社は、公的資金(税金)で救われます。
そして、公的資金で救われた会社の役員たちは、1億円以上のボーナスを手にしています。
ウォール街は何をした。人々のおカネはどこに消えた。ムーア監督が$マークのついた袋を手に、ウォール街へと突入する。
映画を見た感想
金融危機に対して、それほど知識がない人でも、理解しやすい内容だと思います。
その内容は、安い値段で家を下層の人に買わせ、膨れ上がる利子で暴利を貪る。
そして、ローン(利子)が払えなくなったらどうするのか?平然と家を差し押さえます。
そのことによりアメリカの社会は、1%の超富裕層に対して、95%の貧困層を生み出す結果になりました。
そこで、アメリカの暗い部分を知るには、非常に良い映画だと思います。
最後に
私がこの映画を見た感想は、リーマンショックのことが手堅くまとめられている。そんな映画だと感じました。
また、映画のタイトルの「キャピタリズム」(資本主義)についても語られていて、反資本主義が強い映画とも感じました。
それは、資本主義により多くの富を得た人がいる一方で、失望させられた人も多いという現実があるということです。
とにかく、アメリカの経済について、いろいろと考えさせられる映画だと思います。
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